噛み合わせの悪さからくるズレが巻き起こす様々な症状

虫歯や歯周病などの代表的な口腔内の症状に比べて、噛み合わせというのは患者様の意識の中では軽視されていることが多いです。しかしながら噛み合わせは、私たちの健康に大きく関わっています。

この噛み合わせがズレているとどうなるのでしょうか?
身体本来のバランスが崩れるため姿勢が悪くなり、その状態が経常的に続くと身体には様々な異変が起こります。

【身体的不具合】

首・肩・背中のコリや痛み、腕の痛み・しびれ、内蔵全般の不調、便秘、冷え性、
猫背、腰痛、視力低下、睡眠時無呼吸症候群、(女性の場合)生理痛・生理不順 など

【精神的不具合】

うつ病、集中力の低下、イライラしやすくなる、無気力、他人に対して攻撃的になる、引きこもる など

噛み合わせが起きる原因

①歯周病・虫歯
虫歯や歯周病によって乳歯や永久歯を失ってしまった場合、その両側の歯が次第に空いた所に移動したり傾斜します。また乳歯の虫歯を放置するとその下にある永久歯も虫歯の影響を受けて、歯並びが悪くなる原因となります。
②生活習慣
食習慣の変化により柔らかい食事が増えました。その為、噛む回数が減りあごが充分に発達しない事も。あごの骨が発達しないまま歯が成長すると歯が並ぶスペースが少なくなり、叢生(そうせい)となるケースがあります。
③知覚過敏
知覚過敏は咬み合わせ、プラークが原因となる場合が多いです。原因であるかみ合わせを放置すると、歯茎が欠けてしまったり、歯を支えている骨がなくなることがあります。またプラークが原因の場合、虫歯・歯周病の原因となってしまいます。
④病気など
なんらかの病気で歯の本数が足りない、アレルギー性鼻炎などによって鼻呼吸が出来ずに口呼吸だけをする、といった事が原因で不正咬合になる場合があります
⑤遺伝
ご両親が「出っ歯」だとお子さまも「出っ歯」になることがあると言われます。子の体格や顔が親に似るのと同じで、歯並びも遺伝を受ける事があります。

歯牙移植とは

歯牙移植

歯牙移植とは、虫歯などで抜歯の必要な箇所に、自分自身の歯を抜いて移植する治療法です。
抜歯した箇所に新たな歯を作る治療としてはインプラントが 主流ですが、歯牙移植は自分の歯を移植するため歯周組織が全て揃い、移植後矯正で歯列を整える事もでき、骨も作られます。
中川歯科医院では歯牙移植ができる状態なら、まず最初に歯牙移植を勧めます。

歯を失った時に人工のもの(インプラント)を付けるのでは無く、ご自身の歯を移植する事は、その後の患者様の生活や歯の健康の上で、とても有効な治療です。
自分の歯を残すという選択肢が増え、その後、矯正治療も行う事ができます。

歯牙移植が可能な条件

  • ●患者さまが40歳くらいまでの年齢である事
  • ●移植できる歯(ドナーとなる歯)が無くてはいけない
  • ●移植する歯が歯周病・虫歯などにかかっていない
  • ●移植する歯より移植する場所が大きい事

また治療前にはCT撮影を行います。

インプラント治療とは

インプラント

歯を失った部分に、人工歯根(インプラント)をいれて再び噛む機能を回復させる治療です。入れ歯のように取り外す必要が無くなり、人前でも口元を気にせず、食事やおしゃべりが楽しくできるようになります。

インプラント治療は、お口の中の機能回復と自然な審美性を追求した治療法です。

インプラント治療が可能な条件

インプラント治療には簡単な手術が必要になります。
ただ手術には変わりないので、患者さまの口腔内の状態により治療期間が長引く場合もあります。
インプラント治療には術前に
●CT撮影
●歯肉、周囲の歯の検査
●噛み合わせの検査
●骨の状態の確認
が必要です。

また全身的な病気を持つ方、常用薬のある方などは医師と相談する必要がありますので、
事前にご相談ください。